中国産の野菜と私たちとの関係について

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中国 野菜1

残留農薬問題などで常に高い注目を浴びている中国産の野菜。しかしながら日本は、中国からの野菜の輸入量がとても多いため、実際の私たちの生活と切っても切れない縁があります。
いったい何がどう問題視されているのでしょうか。中国産の野菜と私たちとの関係を、農薬問題なども踏まえて解説いたします。

中国で生産されている野菜と中国野菜について

中国の耕地面積はおよそ12,000万ha以上と言われていて、日本の449万haと比較してもいかに広大かが一目で分かります。中国ではその広大な耕地面積を利用して、実に多くの野菜が生産されています。

■中国で生産されている主な野菜
葉菜類:ほうれん草、セルリー、はくさい、キャベツ、あぶらな等
瓜菜類:きゅうり等
根茎菜類:だいこん、にんじん等
茄菜類:なす、トマト、とうがらし、ピーマン等
葱蒜類:ねぎ、たまねぎ、にんにく、にら等
菜用豆類:いんげん、ささげ等
水生菜類:れんこん等

このほかにも、アスパラガス、ブロッコリー、カリフラワー、コールラビー、ケール、ごぼう、かぼちゃ、ばれいしょ、生姜、絹さや、大葉など、実に様々な野菜が生産されています。
また、中国産の野菜の中には、俗にいう「中国野菜」というものがあります。これは、中国が原産の野菜あるいは中国国内で大幅な品種改良が行われたのち、栽培されている野菜のことを指します。中国野菜の中には、日本でもお馴染みの野菜がいくつもあります。

■主な中国野菜
チンゲンサイ(青梗菜)
パクチョイ(白菜)
ターサイ(塌菜)
サイシン(菜心)
キンサイ(芹菜)
エンツァイ(蕹菜:日本では主に空芯菜)
紅心大根
紅丸大根等

日本は中国からの野菜輸入量が多い

農林水産省の発表によりますと、平成27年時点での日本の食料自給率はおよそ39%とされています。これは、決して高い自給率とは言えず、その不足分を海外からの輸入で補っています。

その中でも中国からの野菜の輸入量は非常に多く、農薬残留問題などがあり、輸入が減少した時期もありましたが、依然として中国にとって日本はトップクラスの野菜輸出国になっています。
つまり、「日本は中国の野菜(その他の食品も含む)に依存している」と言っても過言ではないのです。

こうして中国から輸入された野菜は、スーパーやコンビニ、八百屋などの店頭にそのままの形で直接並ぶほか、加工されて冷凍食品や惣菜、弁当などに姿を変えて流通していたり、あるいはファミリーレストランや居酒屋、ファストフードなどをはじめとする外食店、さらには小学校や中学校の給食など、多方面で使用されているという事実があることを覚えておきましょう。

中国産の野菜に対する私たちの不安

皆さんは、「中国産の野菜」に対してどういった印象をお持ちでしょうか。きっと「不安」や「体に悪い」といった、マイナスのイメージを抱いている方も少なくないのではないでしょうか。
なぜそのようなイメージになってしまったのか、少し振り返ってみましょう。

■軽視されてきた品質
中国は長年の間、食料政策において、品質面ではなく生産量の確保が重視されてきました。そのため衛生面に関しては非常に軽視され、制度や規則などにおいても整備が不十分で、数十年という長い年月に渡って環境に対する問題を考慮しないまま、生産活動が続けられてきました。
その後、1995年になってはじめて食品衛生法が制定されましたが、広大な土地を隅々まで管理することは非常に困難であることや、実際には大まかな規制しか行われなかったため、本質的な部分においてはほとんど変化がなかったと言われています。

■中国産の野菜やその他の食品で相次いで発覚した問題
まだ記憶に新しいと感じる方も多いと思いますが、中国産の野菜に対する不安が一気にクローズアップされたのが、2001年に報道された「中国産の野菜47.5%に残留農薬」問題であり、続いて2002年に中国から輸入された冷凍ほうれん草や大葉から検出された、基準値を大幅に超える残留農薬問題ではないでしょうか。この事件では、クロルピリホスという有機リン系殺虫剤成分などが残留農薬として検出されました。
発覚以降、消費者の間には、野菜のみならず中国食品全般に対する不信感や不安感が広がり、事実、輸入自粛措置や輸入停止などが取られました。
またその後、野菜ではありませんが、2007年のアメリカにおいて中国から輸入されたペットフードを口にした犬や猫などが相次いで死亡する事件があったり、同じく2007年から2008年にかけて、日本では中国製の冷凍餃子から「数個食べただけで死に至る可能性がある」と言われるほどの有機リン系殺虫剤成分が検出され、実際に入院を余儀なくされた方も出るなど、「中国食品」に関する大きな問題が立て続けに起こりました。
こういった経緯から、私たちの間に野菜を含む中国食品への不安や恐怖が芽生え、それは今なお続いています。

■土壌や他の食品の問題
例えば中国のある工場から排出された有毒物質は、近隣の土壌や河川に蓄積され、その周辺で栽培された野菜には、水銀、カドミウム、鉛、銅などが含まれ、非常に深刻な問題となっています。食品衛生法が制定されたとは言え、長年にわたって衛生面や環境問題に着手してこなかった土壌や河川の汚染を浄化するには、まだ気の遠くなるような長い年月を要します。
また、人間の排泄物から精製した食用油「地溝油」、人毛から精製した「人毛醤油」、乳幼児に腎不全が多発した「メラミン混入粉ミルク」、日本のファストフードやコンビニなどで販売されていた「消費危険切れの鶏肉」など、農薬以外にも「食」に対して悪い印象を与える事案が頻発しています。

■農薬の問題
中国では野菜の栽培において、日本ではすでに禁止となっている農薬が“闇流通”していて野菜の栽培に大量に使用されていたり、重金属類が含まれる安価な化学肥料を大量に使用しているケースが多いと言われています。
日本でも野菜の栽培には農薬が使用されていますが、やはりここでの問題は「日本では禁止されている農薬を大量に使用している」という点、つまり環境や人体に害があるため日本では禁止となっている農薬が、未だに大量に使用されているケースが多いということです。
輸入時の検疫検査において、日本では使用が禁止されている農薬が使用された野菜や、適正量を超過した食品添加物が含まれている野菜、人体に有害な病原体に汚染された野菜なども発表されていますが、その一例を挙げると、塩蔵生姜、塩蔵らっきょう、塩蔵れんこん、塩蔵たけのこ、乾燥しいたけ、乾燥きくらげ、乾燥だいこん、乾燥なす、乾燥マッシュルーム、乾燥えび、乾燥いも、にんじん、ごぼうなどがあります。
体内に取り込んでしまうことで、気管支の障害やアレルギーによる異常反応が起こる可能性が指摘されている漂白剤や二酸化硫黄、あるいは殺菌剤として用いられるトリアジメノール、殺虫剤として用いられるアセフェートなどが、基準値を超えて検出されています。
なお余談ですが、中国では野菜を調理する前に、食器用洗剤や野菜用洗剤などでしっかりと洗うこともあるようです。これはつまり、中国国内でも農薬問題が認知されていると言えるでしょう。

■様々な場面で中国産の食品を口にしている
しかしながら前述の通り、中国産の野菜は日本中の至るところで使用されています。たとえスーパーでは国産の野菜しか購入していないという方であっても、外食をすれば中国産の野菜を口にしている可能性が大きいと言えるのです。
また、冷凍野菜やカット野菜などは、「中国で生産」→「中国で一次加工」→「日本に輸出」→「日本で最終加工」という過程を経た場合、「中国産」ではなく「国産(日本産)」と表記できてしまうため、実際に手にする私たちは原産国が中国であることを知らされないまま口にしている可能性もあります。

消費者である私たちが判断するべき問題

中国産の野菜を始めとする食品、および農薬や環境汚染に関する問題をお伝えしてきましたが、これらの問題は個人間の問題ではなく、国と国という非常にデリケートな問題であると同時に、根拠のない様々な情報が錯綜しているため、必ずしもインターネット上に溢れている情報やメディアが発信する情報が正確であるとは言い切ることができません。

中には「日本の方が農薬使用量が多い」「日本の野菜の方が残留農薬量が多い」「日本の基準が厳しすぎるところがある」「中国は時に想像もしないような大きな違反を起こすからそういうイメージになってしまうだけである」などと主張する方もいます。

そういったことからも、最終的にはあくまで私たち消費者が自分の意思で判断をするべきである、ということが言えるかも知れません。

日本でも農薬は使用されている

このように、中国産の野菜を始めとする食品には、残留農薬に対して大きな不安を抱くような事案が続いていますが、この日本においても、野菜の栽培には農薬が使用されています。使用できる農薬の種類や使用量などは厳しく規制されていますが、それでも残留農薬の問題は無くなりません。

現在日本で使用されている農薬の種類は主に「殺虫剤」「殺菌剤」「殺線虫剤」「殺虫殺菌剤」「除草剤」「殺鼠剤」「植物成長調整剤」「展着剤」などがあり、細かく分類すると500種類以上の薬剤が農薬として登録・認可されています。

中国 野菜2

「農薬」について考えてみる

「農薬は人体に害を及ぼすもの」ということは皆さんもご存知の通りです。ですが、農薬なくして野菜の品質や生産量を保つということが、特にここ日本という国においては非常に困難である、ということも同時に理解しておく必要があります。

日本は高温多湿な気候であることから、害虫などが発生しやすい風土です。近年では、有機栽培や無農薬栽培の野菜も増えてきましたが、農薬を使用することで害虫や病気から野菜を守っていますので、有機栽培や無農薬栽培は、むしろ害虫や病気の可能性を高めてしまうリスクもあるのです。

また、農業を継ぐ人が減り、現在農業に従事されている方々の高齢化がいっそう進むと、農薬を使用しなければ今のような品質や生産量を確保することが困難になってきます。農薬を使用せずに害虫や病気から守るためには、広い耕地の隅から隅までその一つ一つの作業を人間の手で行わなければならず、現実問題としてそれはほぼ不可能であると言えるからです。

以上のことから「日本には農薬が必要である」ということが言えます。また中国産の野菜においても、禁止されている農薬の使用や基準値を超えた残留農薬は確かに問題ですが、野菜の品質や生産量という点においては、ある程度の農薬の使用は日本と同様に必要なことなのかも知れません。

農薬の何が問題なのか

日本では農薬が必要である理由をお話ししましたが、では農薬はなぜこんなにも「悪いもの」のように取り上げられるのでしょうか。おそらく皆さんが最も心配しているところは、「残留農薬」を体内に取り込み、健康を害してしまうということでしょう。

もし農薬が目に見える、あるいは匂いで分かるものだとすれば話は別ですが、そうではありませんので、店頭に並んでいる野菜にどれくらい残留農薬が付着しているのか、水洗いをしてどれだけ落ちたのかが分かりません。
その「目に見えない」という部分が、余計に不安を助長しているところもあります。

安心して野菜を口にするためには?

それではもし、「残留農薬をきれいに洗い流す」ことができるとしたら、どうでしょうか。
それなら残留農薬を気にせずに安心して野菜を口にできる、という方も増えてくるのではないでしょうか。

安心して野菜を口にするためには、「農薬を使用しない」のではなく、「残留農薬をきれいに洗い流せれば良い」という一つの答えが見えてきましたね。

自分や家族の健康管理に「ベジセーフ」

今回は少し難しいお話しになってしまいましたが、農薬は必要であるとはいっても、大切な家族の日々の健康管理や栄養管理のためにも、食材の安全が気になっているお母さんは多いのではないでしょうか。
実は野菜や果物には、家庭の水道水だけでは落としきれない残留農薬や添加物がついています。こういった農薬や汚れをきれいに落としてくれるのが、野菜洗い専用水の「ベジセーフ」です。
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