お米の水加減と調整について!鍋で炊く場合は?

ご飯の美味しさは「水加減」で決まると言っても過言ではありません。ほんの少しの水の違いで、ご飯の固さや口当たり、香りまで変化します。炊き方のコツを知っていれば、毎日の食卓がさらに豊かになることでしょう。

今回は、お米を美味しく炊くための水加減の基本から、指や手のひらを使った測り方、お米の種類や用途別の調整法、炊きすぎ・固すぎの対処法まで、詳しく解説します。失敗しないご飯炊きの参考にしてください。

目次

お米を炊く時の水加減の考え方とは?

お米は乾燥した状態で保存されているため、水で研ぎ始めた瞬間から、米粒はぐんぐん水を吸収し始めます。そして、炊飯中にお米はさらに水を十分に吸収し、ふっくらとした美味しいご飯へと変化します。このとき、水の量がご飯の硬さや風味に大きく影響するため、炊飯器の目盛りに従うなど、適切な水の量を見極めることが大切です。

お米を炊く時の水量の計算式

お米と水の理想的な比率は、以下の計算式で求められます。

お米を炊く時の水の量(cc)=お米の量(g)×1.2〜1.5倍。この計算式を使うと、100gのお米を炊く時に必要な水の量は、100×1.2〜1.5で120〜150ccであることが分かります。

指の関節を使って水量を測る方法

お米を計測せずに、指の関節を使って炊飯する方法です。研ぎ終えたお米を炊飯器の釜に入れ、水を入れていきます。人差し指をお米の上に触れる程度に差し込み、水は人差し指の第一関節までで調整します。
指の関節を参考にお米の水量を測る方法には、個人差があり、誤差が出やすいことも知っておきましょう。キャンプなど、目盛りがなく鍋でお米を炊く場合などでは有効ですね。

手のひらを使って水量を測る方法

お米を計測せずに炊飯に適した水量を測る方法として、指の関節ではなく手のひらを使うという手段もあります。研いで釜に入れ、平にしたお米の上に手のひらを軽くのせ、手の甲関節あたりまで水を入れてください。この方法も個人差や誤差が生まれやすいため、正確に水を測ることはできません。

お米の種類によって適切な水の量が変わる?

前の章では、普通精米を炊飯する際に適した水量の測り方、計算方法を紹介しましたが、お米の種類が変わると適切な水の量も変化します。

お米の種類別の炊飯に適した水量の目安

お米の種類別の炊飯に必要な水の量は、以下を参考にしてください。

お米の種類1合2合3合
普通精米200cc400cc600cc
無洗米230cc460cc690cc
精米(新米)180cc360cc540cc
玄米270cc540cc810cc

特に、同じ精米でも新米は水量を減らす必要があることを知っておきましょう。通常の精米と同じように新米を炊いてしまうと、お米が軟らかくなり過ぎる恐れがあります。お米の銘柄、新米・古米の状態、炊飯器の種類、好み(硬めが好きか、柔らかめが好きか)によっても最適な水量は多少異なります。そのため、この表はあくまで「目安」として活用し、何度か炊いてみて自分の好みに合わせて微調整することをおすすめします。

お鍋で炊飯する場合の水量

お鍋でごはんを炊く場合、お米の浸水はとても大切です。夏場なら30分程度、冬場は水温が低いため1時間程度、しっかりと浸水させましょう。お米が水を吸うと、米粒全体が白っぽく不透明になります。これが吸水完了の目安です。

お鍋で炊くごはんの水の量は、2合なら約450cc、3合なら約650ccを目安にしてください。これは炊飯器を使う場合よりも、少し多めの水量を意識するとおいしく炊き上がります。ただし、鍋の大きさや火加減によって水分が蒸発する量が変わるため、何度か試して好みの炊き加減を見つけるのがおすすめです。

お米を炊飯する時の水量は好みに合わせて変えるべき

お米を炊飯する時の水量は、ご飯の炊きあがりに大きな影響を与えます。かためのご飯が好きな方は水量を少し減らし、軟らかめのご飯が好きな方は水量を少し増やすなどの工夫をすることで、自分にぴったりの炊きあがりになるでしょう。また、次の章を参考に、ご飯の用途やレシピに合わせて炊飯時の水量を変えると良いです。

用途別!お米を炊飯する時に適した水量とは?

お米を炊飯後に調理する、すぐ食べない場合には、炊飯時の水量を調整して適切な固さや風味にするべきです。以下の方法を参考に、用途に合わせたお米が炊けるようにしてくださいね。

お弁当用のお米は少し軟らかめに炊く

お弁当に入れたご飯は、お米に含まれるでんぷんの性質により冷める過程で少し固くなってしまいます。
初めから軟らかめにご飯を炊いておくと、お弁当のご飯を美味しく食べられるでしょう。お弁当のご飯を固くしない方法には、次のようなものもあります。

  • お米と少量のもち米を一緒に炊く
  • 冷めても固くならない品種のお米を使う
  • 炊飯前に十分お米を水に浸けておく
  • 調味料や油をご飯に混ぜてコーティングする

少しの工夫を加えるだけで、お弁当のご飯の固さを変えられます。

おにぎり用のお米は水量を少し減らす

おにぎりに使うお米には、ある程度の固さが必要です。おにぎりを作るためにご飯を炊く時には、炊飯時の水量を通常時より10%〜15%減らしましょう。

特に新米は軟らかくなりやすいことから、新米を炊く時の水量からさらに水を減らす必要があります。炊き上がったお米はすぐに握らず、10分〜15分炊飯器の中で蒸らしてから取り出してください。

チャーハンを作る時のお米は水量を少なくする

チャーハンはパラパラとしたお米で作ると、より美味しく仕上がります。チャーハン用にお米を炊飯する際には、お米と水の量を1:0.7~0.9で考えてください。つまり、100gのお米に70~90cc程度の水を入れるため、通常のご飯の炊飯と比較して、水量を減らす必要があります。

また、炊きあがりのお米は蒸らし時間を短くする目的で、炊飯完了後にすぐ調理を始めると良いでしょう。

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好みの固さに炊けなかったご飯の対処法とは?

思っていたよりご飯が固くなってしまった…軟らかくなってしまった…という失敗は、誰にでも起こるものです。この章では、好みの仕上がりにならなかったご飯の食感を変える方法を紹介します。

固過ぎるご飯を軟らかくする方法

固く炊き上がってしまったご飯は、次の方法で軟らかくなります。

【日本酒・水をかけて蒸らす】
ご飯の上に少量の日本酒をふりかけ、保温モードで15分程度蒸し直すと固めのご飯がふっくらと軟らかくなります。日本酒の量は、お米1合に対して小さじ1杯程度にしてください。日本酒がなければ、料理酒を使用しても構いません。

日本酒のアルコールは、15分の保温過程で蒸発します。アルコールが残らないか心配だと感じる方は、ご飯をお茶碗に入れて電子レンジで温めると良いでしょう。また、日本酒・料理酒がない場合やアルコールが苦手な方は、1合のお米に対して30〜50ccの水をふりかけ同様に蒸らすだけでも、ご飯の食感を改善させる効果が期待できます。

【どうしてもご飯が軟らかくならない時には】
上記の方法を試してもご飯の食感が好みのものにならない場合には、チャーハンなどパラパラの食感を楽しめるレシピを取り入れるとよいでしょう。雑炊・あんかけご飯などに活用するという手もあります。

軟らかくなり過ぎたご飯を固めにする方法

軟らかくなり過ぎたご飯の食感を固めにすることは、固めのご飯を軟らかくするよりも難しいですが、以下のような方法があります。

【炊飯器の蓋を5分〜10分程度開けておく】
炊きあがったご飯の蓋を開け、蒸気を適度に逃がします。これによって表面の余分な水分が自然に蒸発し、少し固めの食感に調整される可能性があります。食感の変化を見ながら、軽くかき混ぜるのも◎。

【電子レンジで水分を飛ばす】
炊き上がったご飯をお皿に平たく広げ、ラップをかけずに電子レンジで1分ほど加熱します。好みの固さになるまで繰り返し温めを続けると、ご飯から余分な水分が飛んで程よい固さに仕上がるでしょう。

まとめ:お米の水加減と調整について!鍋で炊く場合は?

いかがでしたか?今回の内容としては、

  • ご飯は水量を変えることで食感や風味が変わる
  • お米を炊飯する時の水量はお米の種類によって異なる
  • おにぎりは固め・お弁当は軟らかめなどご飯は用途によって固さを調整するべき
  • 思い通りの仕上がりにならなかったご飯の食感を変えるコツがある

以上の点が重要なポイントでした。正しい水量を知っていれば、より美味しくご飯が食べられるようになります。

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