ネバネバ食感が特徴のオクラは、夏野菜の代表格として人気の高い食材です。見た目は小ぶりでも、オクラにはミネラルやβ-カロテン、食物繊維、葉酸など、健康や美容にうれしい栄養素がたっぷり詰まっています。炒め物や和え物、スープなど、どんな料理にも使いやすい万能野菜といえるでしょう。
この記事では、オクラの種類や含まれる栄養素の働きに加えて、鮮度を保つための正しい保存方法や、新鮮なオクラを見分けるコツまで詳しく解説します。オクラをよりおいしく、そして無駄なく楽しみたい方は、ぜひ最後までご覧ください。
目次
1. オクラの種類や基本的な情報
2. オクラに含まれる栄養素の種類と働きとは？
3. オクラ洗いにベジセーフをお試しください
4. オクラの正しい保存方法とは？
5. 新鮮なオクラを選ぶ方法とは？
6. まとめ：オクラの栄養はすごい！？保存方法や選び方を紹介！
7. 皮ごと食べるならベジセーフで決まり！
オクラの種類や基本的な情報
和食で目にするシーンが多いオクラは日本の野菜だという印象が強いですが、実際にはアフリカのナイル川支流域で生まれた野菜だと考えられています。実際にオクラが日本に辿り着いたのは、明治時代の始め頃です。
オクラには4つの種類がある
オクラには、次のような種類があります。
五角オクラ：日本で最も一般的なオクラで、店頭で見るオクラの大半は五角オクラです。名称通り断面が五角形。長さは5〜8cm程度であり、和食との相性が良いです。
丸オクラ：丸オクラには角がなく、育ち過ぎても筋張りません。五角オクラと同じように、さまざまな料理に合います。
白オクラ：一般的な五角オクラと比較して白っぽい淡緑色をしています。山口県の伝統野菜であり、粘りが強く産毛・アクが少ないです。
赤オクラ：皮が赤紫色をしており、熱すると緑色に変わります。赤色のまま食べたい時には産毛をとって生で食べる必要があります。
オクラに含まれる栄養素の種類と働きとは？
オクラには非常に多くの栄養素が含まれています。この章では、オクラから摂取できる代表的な栄養素とその働きについて見ていきましょう。
ミネラル系
オクラには、カリウム・カルシウム・マグネシウムなどの豊富なミネラルが含まれます。それぞれの栄養素の働きは、以下を参考にしてください。
【カリウム】
カリウムは、体内にある余分な塩分と水分を体外に排出する役割を持ちます。カリウムの働きにより、人間の体は体内の塩分量を調整しているのです。むくみにお悩みの方は、カリウムを積極的に摂取しましょう。
【カルシウム】
カルシウムは骨や歯の主な材料になる栄養素であり、不足すると骨粗しょう症になる可能性があります。また、筋肉の収縮や血液凝固作用をサポートする役割も持ちます。
【マグネシウム】
マグネシウムは、体内の酵素を活性化させ、筋肉の収縮・精神の安定に関わります。さらに、カルシウムとともに骨の材料になることから、骨を強くしたい方はカルシウムだけでなくマグネシウムもバランス良く摂取しなければいけません。
β-カロテン
β-カロテンは、体内でビタミンAに変わる栄養素です。ビタミンAは、免疫力を高める・視力を維持する・健康な粘膜を作る・皮膚や髪を若々しく保つなどの働きを持ちます。
β-カロテンは脂溶性であるため、油を使った調理方法を選ぶと効率良く摂取できるでしょう。
食物繊維
食物繊維は、便秘の予防・解消に役立つ栄養素です。食物繊維には不溶性と水溶性の2つの種類がありますが、オクラは両方のタイプの食物繊維を含んでいます。
水溶性の食物繊維は善玉菌の餌になって腸内環境を整え、不溶性の食物繊維は腸内で便のかさを増やして腸の動きを活性化させます。
葉酸
葉酸はビタミンB群の一種であり、赤血球などの細胞の生産をサポートすることから「造血のビタミン」と呼ばれます。妊活・妊娠中の女性に重要な栄養素として知られており、特に妊娠初期はしっかり葉酸を摂取することで先天異常が起こるリスクを減らせます。
オクラ洗いにベジセーフをお試しください
オクラを調理する前には、ぜひベジセーフで洗ってみてください。ベジセーフは、水だけでは落としにくい汚れをしっかり除去できる野菜専用の洗浄スプレーです。
使い方は簡単です。オクラにベジセーフを吹きかけ、親指で軽くこすれば、表面のうぶ毛もきれいになります。そのまま水でさっとすすぐだけで、下ごしらえが完了します。手間をかけずに衛生的に調理でき、安心して食卓に出せるのが魅力です。ぜひオクラを洗う際は、ベジセーフを活用してみてください。
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オクラの正しい保存方法とは？
オクラを保存しておいて、表面が黒ずんでしまった経験はありませんか？オクラは正しい方法で保存しなければ、食感や見た目が悪くなってしまうのです。ここでは、オクラの正しい保存方法を説明します。
オクラを冷蔵保存する方法：約7日間保存可能
オクラは乾燥・低温に弱いことから、購入後は次の方法で冷蔵してください。
1. オクラを袋から出してキッチンペーパーで包む
2. キッチンペーパーごと密封できる保存袋に入れる
3. 冷蔵庫の野菜室で保存する
オクラを冷凍保存する方法：約1ヶ月保存可能
オクラをすぐに食べる予定がない方は、冷凍保存をしてオクラが劣化することを防ぎましょう。
生のまま・茹でてからのどちらのオクラも、次の方法で冷凍保存できます。
【オクラを生のまま冷凍する】
1. オクラを流水で洗いしっかりと水気を取り除く
2. オクラのガクを取り除くまたは食べやすい大きさにカットする
3. オクラを冷凍用保存袋に入れて平らにし、冷凍する
4. 解凍時には凍ったままの状態で調理する
【オクラを茹でてから冷凍する】
1. オクラを塩もみして産毛を取り除く
2. オクラのガクを取って熱湯で15秒間ほど茹で、冷水に取る
3. 粗熱が取れたオクラの水気を拭き取る
4. 冷凍用保存袋に入れて平らにし、冷凍する
5. 解凍時には凍ったまま調理する
新鮮なオクラを選ぶ方法とは？
最後に、店頭で新鮮なオクラを選ぶ方法を説明します。オクラを買う時には、以下のポイントをチェックしてください。
ヘタの周りが黒ずんでいない・ガクがしっかりしているか
オクラのヘタの周りを見て、ヘタやガクが黒ずんでいないかチェックします。黒ずみが目立つものは、少し鮮度が落ちていると考えて良いでしょう。さらに、新鮮なオクラのガクは、柔らか過ぎずしっかりしています。優しくオクラのガクに触れてみてください。
産毛がしっかりしているか・少なくないか
オクラの産毛は鮮度が良いものほどしっかりしています。触ると痛いと感じるほどしっかりした産毛があるオクラは、新鮮だと言って良いでしょう。
袋に入っているオクラの産毛は触れられないため、袋の外から観察してみてください。また、オクラの産毛は鮮度が落ちていくとともに減ります。産毛自体が少ないオクラは古くなっている可能性があるでしょう。
オクラの全体に張りがあるか・シワシワしていないか
収穫から時間が経過したオクラは、少しずつ元気がなくなり先端から水分が失われてシワシワになっていきます。オクラに触れてみてハリを感じない商品は、鮮度が落ちていると考えて良いでしょう。
オクラが大き過ぎないか
大きめのオクラは食べ応えがあるように感じますが、オクラは育ちすぎると筋っぽく、硬く食べにくくなってしまいます。そのため、オクラは大きなものではなく、小ぶりなものを選んだ方が良いでしょう。
具体的には、6cm程度のサイズのオクラが最も食べやすいと言われています。また、オクラの形が多少曲がっていても、味に大きな変化はありません。
まとめ：オクラの栄養はすごい！？保存方法や選び方を紹介！
いかがでしたか？今回の内容としては、
・オクラにはβ-カロテン・ミネラル類・食物繊維・葉酸など豊富な栄養素が含まれている
・オクラはハリがあり黒ずんでいない・産毛がしっかりしている・小ぶりなものを選ぶべき
・オクラは冷蔵保存のみでなく冷凍保存もできる
・オクラを正しい方法で冷凍保存すれば、約1ヶ月日持ちする
以上の点が重要なポイントでした。オクラは、豊富な栄養を含む野菜の一つです。新鮮なオクラを購入して正しく保存し、美味しくいただきましょう。
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